member…
3年 相川 小林
2年 比留間 三枝 嶌村 石原 渡辺 森若
1年 阿部終身名誉サバ切り工場長閣下
(敬称略)
text … さえぐさ
華の夏合宿の2日目はワタクシ、三枝が担当させていただきます。
前日夜にミスターモリワカにサバの身エサでカンパチを釣るメークドラマをされてしまった釣部一行
しかし、島ならではのビッグフィッシュを釣りたいと息巻いた狩人達も、慣れない船旅+初日の疲労で死屍累々…
有志だけが3時間の睡眠?仮眠?をとって朝の堤防に出発!
クソデカキャラバンで千葉仕込みの運転テク(千葉は交通事故件数がワースト2位なのだ!)を披露しながら到着した朝の堤防。
前日昼と比べて滅茶苦茶人が多い!こんなにこの島に釣り人がいたのか…(驚愕)
堤防の先端には、明らかにデカい、太い漢タックルを振り回す島人達の姿が…。
そういえばこないだ堤防からキハダマグロが上がったって言ってたな…。
そんなのかかっちゃったらどーしよー。一番ごついタックル持ってきた俺でもヒラスズキロッド+シマノの4000のリールなのに…と思いながらジグをブンブン振り回して釣り開始。
昨日コンスタントに釣果を上げたミスターへチ釣り、石原くんは東京湾へチ釣りスタイルで果敢にも島の魚に挑み続けます。ストイックなオトコ、アタシは好きよ。
他のみんなも思い思いの釣り方でターゲットを狙います。
(15分後…)
おかしい・・・。島なのに魚(青物)が釣れない・・・。
自分の中で三宅島の印象が
「カンパチとかヒラマサとかシイラが四六時中ナブラっててバカスカ釣れる激ヤバアイランド」から
「マジで暑くて物価が高い、デカい岩(釣れない)」に変わっていきます。
すると、近くで釣りをしていた1人の仙人のようなオジサマが僕の眼前に降臨。様々な啓示をしてくださいました。
曰く、「この堤防は遠投必要ない。」「ちょっと投げて手返しよく探る」「時間によってアタリポイントがある」と・・・
そして仙人(本当に霞を食べているかのようなオジサマだった)から教えてもらったポイントで、ジグをバーチカル気味にワンピッチジャークしていると・・・
ゴゴン!!
あっ、本当に釣れた。(朝マズメちょっと逃してたから本当に釣れると思わんかった)
あっ、めっちゃ引く。(青物をルアーで釣るの久しぶり)
あっ、たのしい。 (楽しすぎて語彙消失)
友達から買い取ったヒラスズキロッドと、1年の期末考査のストレスによって衝動買いしたリールの成金タックルで強引に寄せます。
カンパチ釣れちゃった♡
(この瞬間、仙人は僕の中で神へと格上げされた)
↑よく見るとズボンのチャックが開いている。台無し。
その後、群れが回ってきたのかもう一本同サイズを追加して、仙人の帰還を見届けてみんなが釣りしてるところに戻ると、サバ切り工場長阿部閣下(この夜、終身名誉サバ切り工場長を拝命することになる)がオジサンを釣っていました。魚の方のおじさんです。
その後はあんまり釣れなくなったので宿に帰還。
朝ご飯を食べて我ら朝マズメ参加者はエアコンを効かせたお部屋でコールドスリープに入っていきました。
寝てる間はよくわかんないですけど、アオリイカに燃える部長やモリワカくん達が島をランガンしたみたいです。
が
夕飯の食卓にアオリイカがあがることは無かったので、たぶんそういうことなんだと思います。
そして、我々がコールドスリープから目覚めると、ランガン組がお弁当買ってきてくれました。
島に川はないはずなんですけど、ウナギ弁当を皆が取り合っていました。僕は島の地ノリをつかったっぽいのり弁です。
その後は、ブラックバスをやりたい人たちで三宅島の巨大池、大路池へ。午前中に部長が来たときはバスをバラシタらしいので期待が持てます…。
やったぜ
もう気が狂う程気持ちええんじゃ。
ああ~~たまらねえぜ。
めっっっっっっっっちゃ釣れるじゃ~~~~~~~~~~ん!!!
この池、どうやらベイトがギルか小バスらしく、歯がめっちゃ鋭い。あっという間に指がボロボロに…
でも、どんなルアーにも反応してくれます。
ワームはもちろん、スピナーベイトからクランクからスイッシャーから、何を投げてもバイトがあります!!
全員ボウズ無しで爆釣!!
夢の島三宅島は、海だけじゃないんですね~!
意気揚々と宿に帰り、散々部長に自慢した後の夕食もまた豪華!!
宿のマスターがカンパチを姿作りにしてくださいました!
当然味は、ウッメェェェェェェェェェェェェ!!
二匹分のカンパチの刺身があっという間に消え去りましたw
そして、甘美な魅惑の夜の部が始まります。
しかし部長は、合宿前に終わった研修のレポートを書かなければいけないため出陣出来ず…(夜釣りから帰ったら寝てた。終わらなかったらしい。)
雄々しい身エサによるドリームを見せつけられた我々は、もう女々しい、セコセコしたオキアミなんて使いません。
鯖の身エサを掻っ捌いてブラクリにくっつけて投下するのです。
この際に、率先してサバを短冊にしてくれた阿部くんには勲一等旭日桐花サバ切り大綬章を授与、彼の終身名誉サバ切り工場長の座が与えられたのです。
当の本人はあんまりうれしそうじゃなかったけど。
う~ん、深海釣りでよく釣れるクロシビカマスが、なぜか堤防で我々のブラクリをブチブチ切っていくのもまた三宅らしいですね。(笑顔)(白目)(タックルボックスから恐るべきスピードでブラクリのストックが消えていく)
すると、超高級魚アカハタなんかも釣れ始めます。
すげー。釣ったの初めてだ。
モリワカ君も、小林さんも釣ってます!やりますねぇ!
僕も「おっきなぽしゃかなしゃんもっとちゅりたいナリ~~~(訳:大きい魚がもっとつりたいです)」
と叫びながらブラクリを振り回していると、ひときわ大きな引き!
我々以外に誰もいない夜の堤防で「パワーファイト開始!!」と叫びながら腹に竿尻を当ててファイト開始!
サバイブレーション(BPM400)もないし、なんだろ・・・
総額〇〇万円の成金タックルで有無も言わさずぶち抜くと・・・・
見たことないサイズのカサゴ!!!!
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!デケェエエエエエエエ!!」
とはしゃいで写真撮影
↑まぶしいので変な顔になっている。せっかくの魚が台無し。もっと顔キメてくれ俺。
家で計ったら33cmありました。
その後もまだまだ釣れそうだったけど、明日の日中の事も考えて早めに撤収。
昨日とは違う、あったかいシャワーを浴びて爆睡!!!
2日目!完ッ!!!